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多脚戦車
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=== タチコマ === <!--<table border="1" cellpadding="2" cellspacing="0" align="right" width="270px"> <caption>機体諸元</caption> <tr><th align="center" colspan=2 style="border-bottom:3px solid gray;">タチコマ</th></tr> <tr><th>分類</th><td>思考戦車</td></tr> <tr><th>所属</th><td>[[公安9課]]</td></tr> <tr><th>開発</th><td>有須田博士他</td></tr> <tr><th>全高</th><td>約2.1m</td></tr> <tr><th>全長</th><td>(胴体からポッドまでで)約2m</td></tr> <tr><th>全幅</th><td>脚幅約1.9m</td></tr> <tr><th>重量</th><td>不明 しかしその俊敏性や大型トラックに平気で張り付けるので、通常の車より軽いと思われる</td></tr> <tr><th>機体色</th><td>濃い水色</td></tr> <tr><th>乗員人数</th><td>1人</td></tr> <tr><th>固定武装</th><td>[[チェーンガン]]×1</td></tr> <tr><th>換装武装</th><td>[[グレネードランチャー]]<br />[[ガトリングガン]]×1</td></tr> <tr><th>特殊装備</th><td>ワイヤー発射口×6<br />[[光学迷彩|熱光学迷彩]]</td></tr> </table> タチコマだけに諸元表があるのは不自然では?必要でしょうか?--> 『[[攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX]]』シリーズに登場。[[声優]]は[[玉川砂記子|玉川紗己子]]。個体化が進み喋り方にばらつきが出た後も、玉川が全て演じ分けている。英語吹き替え版では各機ごとに別の声優が演じている。 ==== タチコマの機能・装備 ==== 公安9課が保有する思考戦車。機体色は濃い水色。後部ポッド部と中央胴体部からなり、胴体には3指付きのマニピュレータ2本と、4本の脚、擲弾発射器([[グレネードランチャー]])と、目の様に見える3つの光学素子を持つ球形の外部観測機器が接続されている。なお、後部ポッド部にも外部観測機器が装備されている。マニピュレータは指で[[オセロ (ボードゲーム)|リバーシ]]を打ったり、[[携帯型ゲーム|携帯ゲーム機]]で遊ぶなどの器用さを備え、右腕には[[チェーンガン]]が固定装備されている。脚部にはタイヤが装備され、足による歩行、もしくはタイヤによる走行が可能である。後部のポッドには人が乗り込んで操縦が可能。ポッド内部は狭く、定員は1名。 基本武装は本体下部に装着された50mm[[グレネードランチャー|擲弾発射器]]と腕部に搭載された[[チェーンガン]](口径7.62×51mm)である。通常、擲弾砲には円筒形の砲口カバーが掛けられて鍵のような固定器具で封印されており、これを使用する際は人為的に固定器具を取り外さなければならない。なお、擲弾発射器は[[ガトリングガン]](口径12.7×99mm)に換装することも可能である。 [[装甲]]はせいぜい小口径のライフル弾を弾く程度で(それでも数発被弾すると装甲がへこむ)、機関砲弾等を被弾すると簡単に撃ち抜かれてしまう。しかし、後部のポッドには相当の耐弾性はあり搭乗員の生存性はかなり高く、劇中では自衛軍の[[攻撃ヘリコプター|戦闘へリ]]「[[自動爆撃ヘリ|ジガバチAV]]」の30mmガトリング砲の砲弾を被弾した際も搭乗員は無事であったが、HAW-206から12.7×99mm弾の掃射を受けた際に胴体もろともポッドが破壊されている。 基本装備として[[光学迷彩|熱光学迷彩]]を装備しており、隠密活動も行う事が可能となっている。後部ポッド部に特殊ワイヤー発射装置があり、空気に晒されるとワイヤーのように瞬時に固化し、タチコマがぶら下がって振り回されても耐えられるだけの強靭性がある特殊な液体を発射して空中を移動することができる。また、運動する物体に射出することでその物体の動きを止めることも可能。 『SAC_2045』では、基本的な設計・装備等は『S.S.S.』に登場したものと共通しているが、公安9課を離れて素子たちと行動を共にしている機体については、搭乗用ポッドがサイボーグ義体用に最適化されて従来の垂直型から斜め型に変更されていたり、搭乗用ポッドの下側に別の駆動車輪を追加していたり、重武装を施した機体がいたりするなどの改造が施され、全体的に小型化・強化が施されている。公安9課に残ったタチコマによると「魔改造」とのこと。 ==== 思考 ==== 「思考戦車」と呼ばれている所以は、人工ニューロチップを用いた[[人工知能]](AI)を搭載し、自ら思考し自律的に行動することができるためである。会話は[[自然言語]]だけでなく[[ボディーランゲージ]]や[[ジェスチャー]]まで行うため、人型とはかけ離れた外見でありながら仕草が妙に人間臭く見える。声と口調は子供っぽいが、第12話「タチコマの家出」で[[荒巻大輔]]の声を借りたように、サンプルさえあれば任意のものに変えることもできる。タチコマのAIは当初本体に内蔵されていたが、『2nd GIG』以降のいわゆる「ニュータチコマ」となってからは、[[草薙素子]]の思惑によりニューロチップ開発者の有須田博士によってAIは改良され、[[米帝 (攻殻機動隊)|米帝]]の人工衛星に積み込まれた。そのため、以後は胴体部にあるアンテナを介して思考している。フチコマと同様に、記憶と経験を並列化される。 ==== タチコマの劇中での活躍 ==== ; [[攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX]](以後『S.A.C.』) : 任務終了後は全機の記録を[[同期|並列化]]し、機体による個体差をなくすように調整されているが、バトーが1機のタチコマに対し無断で継続的に与えていた天然オイルにより、ニューロチップのタンパク質が一部溶解。その事により本来メンテナンス及びメモリの並列化時に消去されていたはずの記憶の一部が溶出したタンパク質に残されており、そこから削除された情報を復元してしまったことで各個体がそれぞれ別々の個性を持ち始め、復元した記憶や体験から自分たちの理解できない「死」の概念を理解しようと思索を巡らせるようになる。 :終盤、その事によって起こるトラブルを危惧した素子の判断で全機ラボに返送の上、民間に払い下げか解体されることとなったが、解体されずに払い下げられ生き残った3機のタチコマがバトーの危機に際して自らの意思でバトーを救出すべく行動を開始。2機はアームスーツからの攻撃で大破、残った1機も大破したタチコマの1機が最期に放った液体ワイヤーを利用して自身に装填してあったが、不発弾となっていたグレネード弾ごとアームスーツに激突して爆散した。 ==== [[攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG]](以後『2nd GIG』) ==== : 爆散したタチコマのニューロチップを素子が回収していたことで復元され、9課に戻った。 : エージェント機能が新たに搭載された。その各々に自意識が発生している様子も見られ、各々が別個の一人称を使い電脳空間で議論する様子が描かれている。また、命令を無視して自らの判断に従い自己犠牲的な行動をとることもある。AIそのものは日本から打ち上げられた米帝[[アメリカ国家安全保障局|NSA]]のスパイ衛星に衛星の機能をハッキング可能な状態で搭載されている。 : 草薙から受けた命令を無視し、ゴーダの策略で長崎の出島に向けて米帝の[[原子力潜水艦|原潜]]から発射されてしまった[[核弾頭]]搭載型[[潜水艦発射弾道ミサイル|SLBM]]を止めるべく、自身のAIが搭載された人工衛星を含む複数の人工衛星を大気圏に突入させて弾幕を形成、断熱圧縮により燃え尽きながらもSLBMに激突し、自身たちの犠牲と引き換えに撃ち落とすことに成功した。 : 最終話で草薙の指示した可処分領域に残した“TACHIKOMA’S ALL MEMORY”が、コミック版及び『S.S.S.』への伏線となっている。 ;[[攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society]](以後『S.S.S.』) : 『2nd GIG』の最終回においてタチコマ達自身がネット上に保管していたメモリーを草薙が発見し、播磨技研に依頼して復元したもの。前作よりも個体化が進んでおり、エージェント状態では「マックス」「ムサシ」といった名前も与えられている。 ;[[攻殻機動隊 SAC_2045]](以後『SAC_2045』) : 素子たちと行動を共にする機体たちについてはそれぞれに独自の改造が施され、「ゴースト」のメンバーの「服」としての役割を担っている。また、「ゴースト」のメンバーが捕らえられた際には、潜伏しつつ情報を収集し、トグサと接触を図るなど自主的な行動をとる。 ==== 派生機 ==== このタチコマは漫画版に登場するフチコマとはデザインが変えられている。また、『S.A.C.』と『2nd GIG』とではタチコマのデザインなどが若干異なり、『2nd GIG』ではタイヤゴムの変形などが加えられ、機能面では、エージェント機能を備え[[コンピュータネットワーク|ネットワーク]]へダイブすることが可能になったほか、共有化の際は必要なものだけを共有化できるようにもなり、個性の分化が激しくなっている。なお、[[攻殻機動隊#技術|ゴースト]]を持ったのかは不明であるが、『S.A.C.』では自己を犠牲にしてバトーをかばうタチコマたちを見て草薙は「彼らはゴーストを得た」と語っているほか、『2nd GIG』では人工衛星の大気圏再突入時にプロトが「君たちにはきっとゴーストが宿ってるんだね」とつぶやいている。 『S.S.S.』ではエージェント状態でそれぞれ違った配色となり、「マックス」「ムサシ」などの個体名も与えられている。ムサシがバトー専用機にあたり、カラーは黄色。これはバトーの車の色と同じであり、ムサシはそれにカラーリングを合わせている。この名称は元々は原作コミックス2巻に登場する9体の支援AIに使われたもので、本作では使われなかった他の個体名は「ロキ」「コナン」「レックス」「トリトン」「チューイ」「シーヴァ」「ハニバル」(ロキ及びコナンは名前のみの登場となっている)。 ==== その他(タチコマ) ==== ;ショートアニメ :『S.A.C.』シリーズの[[DVD]]には、『[[タチコマな日々]]』という題名の新作ショートアニメが購入特典として収録されている。題名の通りタチコマを主役とした5分アニメで、タチコマ以外の登場人物がいない。ただし、ジェイムスン社長、アームスーツ、HAw206が登場するなどの例外もある。 ;CD :タチコマのイメージCD『be human』が販売されている。作曲はアニメ本編を担当した[[菅野よう子]]。『S.A.C.』本編で使用された楽曲を収録しており、[[サウンドトラック]]には収録されなかった楽曲も集められ、収録されている。本作品は「〜タチコマ追悼盤〜」と表記されていた。ボーナストラックとして「AI戦隊タチコマンズ」などタチコマな日々でも用いられた楽曲も収録。 ;書籍 :『攻殻機動隊』をタチコマをメインにして語る『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX TACHIKOMA'S ALL MEMORY しょく〜ん!』が出版される(判型:B5変形判 / ページ数:全204ページ 折り込みポスター付き / 発行:樹想社)。タチコマの視点から『攻殻機動隊』の世界を見た「TACHIKOMA side」と、タチコマを愛するスタッフへのインタビュー集「HUMAN side」に分かれている。他にもタチコマたちを主人公にして様々な雑学を考えるスピンオフ漫画『攻殻機動隊S.A.C [[タチコマなヒビ]]』が全8巻発売されている。 ;名称 :原作とアニメでは名称が異なるが、その理由は公表されていない。2008年3月に発行された『[[攻殻機動隊1.5 HUMAN-ERROR PROCESSER]]』の書籍版に収録されたタチコマ設定画に対し、[[士郎正宗]]が寄せたコメントによると、デザインの変更はアニメに即した演出を加えられるためであり、名前の変更は他メディアで商品展開をする際、棲み分けを容易にするためである。また、タチコマとした理由は「立っているからタチコマ」だという。
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